やっぱり誤用か

最近評判の泥のように働くって言う意味が良く解らなかった。
泥のように眠るなら知ってたんだけども。
泥のように働くって何だろう?と思っていたら流石ははてなダイアリー
もうキーワードが出来ていた。
まぁ、学の無い奴が学の無い事を言う事は良くある事なのでさておき、要するに、社長が学生にお前等10年は馬車馬の様にガムシャラに働いて会社の歯車の一つになれやと言ったら学生が嫌ですって答えたって話であってる?
経営者は、なるべく安く(出来れば無料で)労働者を使いたい。
学生は、なるべく高く給料をもらいたい。なおかつ自分が成長出来る仕事がしたい。
でもまぁ、今現在働いている人達は、「俺達既に泥のように働いてるよ!」って言うと思うね。俺以外わ。
以下ごくごく普通過ぎる意見。


結局、組織と個人の対決だよねこの意見の相違。
個人でありながら経営者として会社と言う組織を率いる者と、普通の個人ではその立場の違いからやっぱり意見が異なるのは仕方が無い。
経営者から見て理想の労働者って蟻とか蜂とかあの類の虫になると思うんだよね。


蟻とか蜂にしてみたら、女王を頂点として自らの一族が繁栄するのが生涯を通しての目的だから、それこそ死に物狂いで働く訳ですよ。(約2割くらいは働かないのもいるらしいけど)
経営者も、自分を頂点として労働者に会社の為に自分の死すらも厭わない覚悟で働いてもらいたいってのが本音だと思うんですよ。


これは人間性がどうのこうのって話じゃなくて、組織を維持管理する立場の究極の理想って事でまずご理解いただきたい。納得はしなくて良いから。
経営者は本音では泥のように働けよりも、会社の為に死ねって言いたいんですよ。
でもさすがにそー言うと世間から怒られるんで賢い大人は絶対言わない。


だけど会社の為に何とか死に物狂いで働いてもらいたい。
だから、自分の会社で働くといかに良い事があるかを巧みに刷り込む。


自己実現だの成長だのアットホームな職場だの。
多少のサービス残業をして一生懸命働く事で労働者にどれほどのメリットがあるのか。


あるいは、労働者の生活を人質に取る。
この会社で働かないと、欲しい物も買えず、生活にも困り、妻や子供に惨めな生活をさせる羽目になり、将来の不安が消えないよ?
ここよりも良い職場があるとは限らないよ?


いわゆる飴と鞭ですね?


一方、労働者も自分の生活を盾に取られてはたまらないから防衛策を練る。
普通に考えると、仕事の成果を上げて、会社に無くてはならない存在になる。
最低でも、辞めると言えば慰留が来る程度には。
そして条件面を色々と交渉して改善していくって言うのが在り来たりだが常道だと思うのだが。
まかり間違っても、肩叩きにあったり、あいつ仕事出来ねーから首にして別の奴雇ってくんねーかなと陰口を叩かれないようにする。


こう考えると十年間(この期間が長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれだけど)死に物狂いで働く事は、将来、自分が言いたい事を経営者に言えるようになる一つの方策だと思わなくも無い。
ただし、単に死に物狂いで働くだけじゃ意味が無く会社から必要とされる人材に成長する必要がある。
でも経営者が馬鹿だと、お前優秀なつもりかも知れんが別にいなくても構わんよ?と言われてあっさり交渉決裂し辞める羽目になり、現場が迷惑を被るだけであまり良い事が無いと言う展開になりかねないので相手を良く見極めてね?


当然ながら個人としては、のんびり生活出来たら別に死に物狂いでなんて働きたくねーよと言う人が多いと思うんだけど。
取り合えず、俺はそうなんだけどみんなはどう?
鬱寸前まで働いてでもお金欲しい?社長よりは絶対貰う金少ないのに。