災害多し

昨日地震の後、バドミントンをする為に出かけたのですが、色々と事件が起きました。
バドミントンが終わった頃に借りてる体育館の近くで中学生が泥棒してて捕まってその体育館で怒られてたり、友人宅で遊んでたら窓から火事が見えたり、普通に余震が起こるし、本当に昨日は災害の日に認定ですよ。
カラミティデイですよ。
まったくもー!
それと、忘れない内に昨日の地震の生々しい記憶をより詳細に記しておこうかと思い立ちましたので書いちゃいます。
冷静になったので多少は客観的に書けるだろうか?
脚色とか無しです。




地震発生前、俺は部屋を暗くして、パソコンで音楽を聞いていました。
聞いていたのは、もちろんアニソンです。
午後2時からバドミントンをするので、なるべく眼鏡をかけない様にしておこうと思ったのです。
バドミントン中には眼鏡をかけないので、それに眼を慣らしておこうと言う事です。


すると、アパートの階段が突然大きな音を立て始めました。
この階段と言うかアパート全体がすこぶるボロボロで、毎朝の新聞配達が階段を駆け上がってくると部屋が結構揺れるので、どうせ、また誰かが走って階段を上って来てるんだろうと思いました。
俺の隣の隣に住むお婆ちゃんが街金に金を借りていて、以前借金取りが凄い勢いで怒鳴り込んできてたから、借金取りが走ってきたのかと思いました。
しかし、階段の揺れる音がどんどん激しくなる一方です。
これは・・・!人じゃねー!
そこで初めて立ち上がりました。
その次の瞬間、布団のすぐ傍に大量に積み上げている本が崩れ落ちてきました。
雪崩です。
あちゃーと思いました。


タツの上に積んでいたゲームソフトも崩れて来ました。
気が付けば、コタツの上にあったはずのお茶の入ったコップがありません。
雪崩に巻き込まれてひっくり返っていました。
飲んどきゃ良かった・・・
ゲームソフトのケースはお茶で濡れています。
おちゃーと思いました。


揺れの長さは正直良く覚えていません。
10秒ぐらいだったかと思うのですが、もっと短かったのかも知れません。
取り合えず、外に逃げるかどうか考えたけども、その頃にはもう揺れは大分収まっていました。
玄関の扉を開けて、道路を見てみると車が止まって人が降りていました。
俺の部屋だけじゃなかったんだなー、そこで初めて地震なんだと実感しました。
それまでは必死で地震と言う単語は脳裏には出てこなかった気がする。
部屋がしっちゃかめっちゃかになっていくのに呆然とし、それから逃げなきゃ家が崩れるかも!って思い、その後ようやく地震だよ!と気付くこのウスノロ具合。
人間とっさの事には対応出来ないもんだと今更思った。
その間もずっと、パソコンのスピーカーからはアニソンが流れていました。
「そらせ!現実から目を♪」


その後、余震が続く中、部屋の掃除を始めるかとため息ながらに思っていたら、今日一緒にバドミントンに行く友人から電話があった。
部屋が大惨事になってる事を告げていたら、折角だから、この風景を残しておこうと思いデジカメを準備したんだけど、バッテリー切れで写真が撮れず。
残念。
この時点でこーゆー事を考えていたのでもう結構余裕が戻ってきた感じ。


部屋の掃除をし始めたら、別の友人からも電話が。
この二人は俺の部屋が、本やらゲームやらがバベルの塔みたいに積み上がっている事を知っているので、「あ、あいつ死んだな」と思って確認する為にかけてくれたみたいです。
寝ていて、一瞬立つのが遅れてたら、崩れてきた本に潰されて死んでいました。
冗談抜きで。


崩れた本とビデオテープとゲームソフト、そして台所を片付け、メールを確認したら知り合いから多くの安否確認のメールや、このブログにも心配のコメントや、web拍手にも暖かい励ましが寄せられていて、正直ありがたかったです。
俺は一人じゃないんだと生まれて初めて思った。
ちなみに実家からはいまだに何の連絡もありません。


それから、AOLを立ち上げると友人が二人いました。
地震後もネット上にいるのが正直凄いと思った。
余震が来るたびにビクっとしながら、ニュースで地震情報を確認しつつ、友人とチャットで話してました。
友人の家はモロ震源地の近くなので、今から避難すると言う事でした。


それから、友人が迎えに来てくれたので、バドミントンをする為に集合場所の友人宅に出発。
その途中で気が付いたけども、通帳とかをバッグに入れてくるべきだったと反省。
出かけてる最中に地震起きて家燃えたりしたらどうしようもないなと思った。
一応ガスの元栓は締めたけども。
道は非常に混んでいて、警察が沢山パトロールしていたり、破裂した水道管から水が吹き出し噴水みたいになっていました。
いつもの風景とは若干違う印象。


まー覚えているのは大体、こんな流れですかね。
いまだにたまに余震が来るのでドキドキしてます。
寝るの怖い。
遅くまで遊んで眠いんですが。